翻訳依頼時の基本

誤訳を招く要因とは?誤訳を防ぐためにできること

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翻訳を外注したら、納品された原稿のあちらこちらに誤訳を発見!こんな残念な経験は誰もしたくありません。

ここからは、誤訳を防ぐために翻訳外注の前にできること、そして誤訳されないための翻訳業者の選び方をご紹介します。

 

高い精度の元原稿

翻訳を外注する前に、元になる日本語原稿を十分に確認して下さい。確認するポイントと最初に挙げたいのは、誤字脱字です。

うっかり誤変換をしていないでしょうか?案外自分では気づかないことが多いので、できれば、他の人に原稿を読んでもらうことをお勧めします。

さらに注意したいポイントは、同じことを意味する用語は一つに統一する、です。文中に何度か使用している用語がその都度違う言葉で表現されていると、誤訳を招く原因になります。

翻訳業者は、提供された原稿をそのまま翻訳してしまいます。元の原稿に誤りがあって生じた誤訳については、修正に追加費用が発生してしまったり、修正のために納期が延びてしまう可能性もあります。

発注前に精度の高い原稿を用意することは、誤訳を防ぐために自分自身でできる最も重要な対策です。

 

用語集や補足資料の提供

誤訳を防ぎ、精度の高い翻訳を行ってもらうために、翻訳原稿以外にも文中の特殊用語を説明する用語集や、背景を理解してもらうための補足資料を翻訳業者へ提供することは有効です。

翻訳業者によっては、最新の業界用語を把握する体制を備えているところもありますが、全ての業者にそれは期待できません。

できるだけ、このような補足資料を提供し、翻訳してもらう原稿の内容について共通理解を得ることも、誤訳を防ぐことはもちろん、より質の高い翻訳を実現するために自分自身でできる大切な取り組みです。

 

高い専門性と経験豊富な翻訳者

さて、ここまで発注者側が自分自身でできる誤訳防止策を説明してきました。ここからは、誤訳されないための翻訳業者の選び方をご紹介します。

誤訳が生まれる最大要因は、通訳者の専門知識不足と経験不足です。どんなにベテランの翻訳者でも、専門性が無ければ、その翻訳の中身は質の低いものになってしまいます。また専門性はあっても、経験が不十分な翻訳者の場合も、同様。

翻訳を外注する際には、必ず原稿内容に適した専門分野で十分な実績をそなえた翻訳者がいる翻訳業者を選択しましょう。必要に応じて、翻訳サンプルの提供を発注前に求めると良いでしょう。

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翻訳目的を共有できるワンストップ対応

一口に「誤訳」と言っても、その定義はさまざまです。発注者側にとっての「誤訳」が、翻訳業者側にとっては「誤訳」と認識されない場合があります。

このような認識のずれが生じる要因の一つは、翻訳原稿の使用目的についての共通理解が得られていないことが考えられます。

翻訳した原稿をどのような用途に使用するかが理解できていれば、その目的に応じた言葉選びが可能になります。学術論文と、販促用パンフレットでは、仮に同じ分野であっても使用すべき言葉が異なるべきです。

翻訳の目的が実際に翻訳作業を行う人まで、発注者側と同じレベルに正しく理解されるためには、受注窓口が質の高いワンストップ体制である業者が望ましいです。コンタクトをとる度に異なる担当者が対応するような業者は心配です。

発注者側にとって「正しい」と考える翻訳原稿が提供されるためには、コミュニケーション力に優れた受注窓口で案件の取り扱いを行う翻訳業者を選びましょう。

このような業者を見分ける方法としては、発注前の見積もり依頼が一番です。料金の確認はもちろんですが、それと同時に業者の質も確認しましょう。

 

機械を使わない、人による翻訳サービス

翻訳費用はなるべく抑えたい!これは誰もが望むことです。翻訳ニーズの高まりで、近年新規参入の翻訳業者が急増しています。

異業種からの参入も多く、特に目立つはシステム業界。その大多数は機械翻訳ツールを活用することで、非常に安く短納期の翻訳サービスを提供しています。

機械翻訳による翻訳精度は、蓄積された翻訳データ量が命。翻訳実績が少ないと、いつまでたっても精度がアップしないような仕組みです。

決まりきったような表現であれば、誤訳の危険性も低いかもしれませんので、翻訳の用途次第では、機械翻訳主体の翻訳業者への外注もあり得るのでしょう。

けれども、上述した補足資料を必要とするような翻訳を発注しようとするならば、機械翻訳ツールを使用せず、翻訳者による翻訳サービスを提供する業者をお勧めします。

元原稿にある細かいニュアンスや、翻訳原稿の用途など、様々な要素を盛り込んだ翻訳を完成させるには、機械翻訳にはまだ限界の要素が多く含まれます。料金の低さは魅力的ですが、「誤訳」による損失はかえって高くつきます。

誤訳されない業者選びのポイントの一つとして、翻訳者によって翻訳が実施される業者であることも挙げておきたいと思います。

 

翻訳チェックを利用する

翻訳を外注する際には、翻訳チェックのサービスを利用しましょう。最近では多くの翻訳業者が、翻訳と翻訳チェックをセットにして、リーズナブルな料金でのサービスを提供していますし、発注するならばそのような業者を選びましょう。

納品された翻訳原稿に誤訳がないかどうか判断するには、かなり高い語学力が必要ですし、確認のための時間もかかります。質の高い翻訳原稿を、時間をかけずに手に入れること。それが、そもそも翻訳を外注する理由のはずです。誤訳がすぐに見つかるような質の低い翻訳原稿が納品されないようにするには、翻訳チェックのサービスが欠かせません。

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