英文校正について 翻訳依頼時の基本

英訳で気をつけたいイギリス英語とアメリカ英語の違い

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イギリス英語とアメリカ英語には違いがあります。分かりやすいのは、口語英語。英会話があまり得意でない方でも、イギリス国営放送BBCのキャスターが読む英語と、アメリカのABCなどのニュースキャスターが読む英語の違いはすぐに気づくはず。多くの人がイギリス英語独特のアクセントに少し違和感をいだくのではないでしょうか。

ある程度英語ができる人であれば、イギリス英語の何やらもったいぶった表現にも気づくでしょう。では文語英語ではどうでしょうか。イギリス英語の特徴の一つは、良く言えば丁寧、悪く言えば回りくどい表現です。誤解されないように、ストレートに用件を伝えるアメリカ英語の文章。その一方で、イギリス英語はよく読まないと分からないような遠回しな表現の文章が少なくありません。

イギリス英語とアメリカ英語の違いを理解し、それぞれの特徴を活かすことで、より目的に適した、質の良い英訳が可能になります。ここからは、どのようにこの2種類の英語を使い分ければいいのか、用途や分野別にご紹介します。

 

一般向け資料の英訳

最近では、インバウンド対策として、ホームページやパンフレットの多言語化ニーズが急増しています。英訳した文章を読む人は不特定多数、年齢も職業もさまざまな英語圏の人たちです。このような場合は、シンプルでストレートな表現が特徴のアメリカ英語での英訳がお勧めです。

情報が正しく伝わることが重要なこのジャンルでは、遠回しな表現が含まれがちなイギリス英語は適当ではないでしょう。但し、イギリスのテイストや特徴を活かしたホテルやレストランであれば、敢えてイギリス英語を駆使した英訳パンフレットやホームページが妥当かもしれませんね。

 

投稿論文の英訳や英文校閲

研究者としての評価に大きな影響を与える学術誌への論文掲載。グレードの高い学術誌へ研究論文が掲載されれば、それだけ研究者として評価もアップします。

論文審査に通過するために、多くの研究者が翻訳業者の英文校閲や英訳を利用します。経験と実績の豊富な翻訳業者であれば、分野とどの学術誌への投稿論文なのかに応じて、適切な翻訳者を調整してくれますが、全ての業者にそれを期待するのは危険です。投稿しようとする学術誌がどこの国で発行・編集されているのかを確認しましょう。

例えば世界で最も影響力の高いネイチャー誌。この学術誌の発行母体は英国です。論文審査員がイギリス人とは限りませんが、やはりイギリス英語で論文が執筆されている方が有利。同じことが欧州で発行される学術誌にも言えます。欧州の多くで第二もしくは第三言語として使われる英語は、イギリス英語です。

海外の学術誌などへ研究論文を投稿する場合には、英文校正の利用はほぼ常識です。以下の記事では初めて投稿論文の英文校正を利用する方に向けて、依頼時のポイントをご紹介しています。

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投稿論文や研究論文の英文校正を依頼する時のポイント

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各種契約書

ビジネスのグローバル化で、海外の企業との商取引はもちろんのこと、事業提携や雇用契約など契約文書の多言語化、中でもグローバル社会の公用語とも言える英語への翻訳ニーズは増え続けています。契約書には多くの専門用語や専門的な表現が含まれます。その用語や言い回しは、どこの国の法律に基づいた契約書なのかによって異なります。

イギリスの法律か、またはアメリカの法律なのか。それに応じた適切な英訳が必要です。

翻訳業者の多くは実績分野をホームページ等で公開しています。そこで、「法律文書や契約書」と記載があっても、安心してはいけません。アメリカ英語の契約書しか経験が無い業者に、イギリスの法律をベースにした契約書の英訳を発注するのは適当ではありません。発注前に、必ず実績や経験内容をしっかり確認しましょう。

 

ボリュームが大きい技術資料

英訳として外注される資料として、近年増加しているものの一つが製造業のマニュアルや製品保証関連の技術書です。グローバルビジネスによって、輸出先国の規程に合致した生産活動が実施されているかどうかの監査を受ける機会が増えています。

これらの技術書は数十ページや、数百ページに及ぶものもあります。当然ボリュームが大きいほど、翻訳費用もアップしてしまいます。このような場合は、特別な理由が無い限り、アメリカ英語で翻訳することをお勧めします。

日本の英語教育はアメリカ英語がベースになっているので、和英や英和を専門とする翻訳者の多くは、イギリス英語よりもアメリカ英語で翻訳を行います。英訳は、ニーズの増加によって、料金が以前よりはだいぶ下がっていますが、それはアメリカ英語の場合です。

イギリス英語を指定すると、対応できる翻訳者の少なさから、翻訳会社によっては料金がアップしてしまう場合もあります。事前に見積もりをとることをお忘れなく。

 

各種証明書

海外企業への入社や留学のために、公的機関に提出する書類を英訳する場合があります。

この場合も赴く先の国がイギリス英語圏なのか、アメリカ英語圏なのか、事前に確認が必要です。イギリス英語圏の公的機関で、アメリカ英語流のスペルで文書を提出してしまうと、スペルミスと見なされてしまい、書類を受け付けてもらえない場合もあり得ます。

思わぬところで、入学や入社時期に間に合わなくなってしまうなどということが無いように、ここでも提出国に応じた英訳ができる実績豊富な翻訳業者を選ぶことが大切です。

また、専門性の高い翻訳を翻訳会社に依頼する場合、どんな分野が得意なのかをしっかりとリサーチする必要があります。以下の記事も併せてお読みください。

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